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チルチン通信


『チルチンびと』編集部に届いたニュースを紹介するコーナー。
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12.12.11 担当:植林

 長火鉢にかけた土鍋の中を、おばあさんは見つめて待っている。牛乳に膜が張ってくる。チカチカと皺が走ってきたとき、骨太い人差し指で皮をついてひき上げ、開けた口をもっていって、ずるっとしゃぶる。「ほんとは、ここが一番のクスリのところ」そう言ってから湯呑に注ぎわける。私と二人の弟は、お風呂から上ると牛乳を飲まされる。(武田百合子『ことばの食卓』筑摩書房)

 あっという間に寒くなりました。外出には、手袋と帽子が欠かせません。
 今号の『チルチンびと』は、「火は我が家のごちそう」と題し、住まいのなかのさまざまな火のかたちを紹介しています。薪ストーブ、暖炉、囲炉裏に加え、最近とみに人気の高まっている火鉢を取り上げました。
 特集を組むにあたって火鉢のことを考え始めると、日々愛読している書物において、実に多くの場面で火鉢が登場することに気づきました。
 とりわけ印象に残ったのが、冒頭で引用した武田百合子のエッセイ。
 続く文章から察するに昭和10年代の話だと思うのですが、牛乳と長火鉢の取り合わせがやけに新鮮で、昭和という時代における冬の過ごし方に、しばし思いを馳せました。
 昭和10年代までは遡りませんが、私の敬愛する写真家さんによる、1970〜80年代の東京の姿をとらえた写真展をご紹介します。



大橋富夫写真展 東京70

会期:2013年1月17日(木)〜1月29日(火)まで。
◇展示概要:1970年から80年代前半にかけての東京において、いきいきとした「なりわい」と「暮らし」の場を大橋富夫が撮影した写真(モノクローム・プリント)約40点を展示。
◇開館時間:12:00〜19:00 (日曜日と最終日は18:00まで) 休館日:水曜日(1月23日も休館)
◇入場料:無料
◇会場:早稲田スコットホールギャラリー
(所在地 〒169-8616 東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園セミナーハウス)
◇問い合わせ:TEL 03-3205-5411(担当/上嶋、志村)



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